道具の具 |
鉋、刃物
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坂田憲治作「至誠」寸八鉋 珍品中の珍品「東郷0号鋼」使用 若かりし頃のとある正月、坂田さんの初鍛えの見学に伺い購入しました。 にむら作台に納まっています。三木鉋 |
坂田憲治作「菊」寸八 憲治氏の父、春雄作「菊」は有名ですが、これは憲治氏作です。青紙スーパー鋼使用。憲治氏はこの銘の鉋を平成7年位まで作っていたそうです。三木鉋 |
坂田春雄作「菊」寸八 坂田憲治氏の父、春雄氏代表作です。「天運」と「名」は刻印、「菊」は鏨切で憲治氏作と同字体です。春雄氏の銘は訳あって憲治氏が切っておられた様です。三木鉋 |
坂田春雄作「正兼」寸八 春雄氏の古い問屋銘の鉋です。一枚の鉋身に「東京正兼」「坂田春雄」「前田綱雄(角印)」と三人の名(問屋名含)が入った珍しい物です。三木鉋 |
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千代鶴貞秀(初代)作「乱菊」二寸 千代鶴貞秀(神吉義良氏)は初代千代鶴是秀に学び千代鶴の技術を三木へ持ち帰った名工です。昭和24年、是秀翁より貞秀銘を授かっておられます。三木鉋 |
千代鶴貞秀(初代)作「貞秀」寸六 初代貞秀作の鉋刃は使い始めの頃は鋼がはしかく細かく刃こぼれする物が多く鋼の硬度が高い証拠。使い出すに連れ抜群の切れ味になります。三木鉋 |
二代目貞秀作「千代鶴貞秀」寸八 神吉岩雄氏は平成2年、二代目貞秀を襲名。平成10年、伝統工芸師に認定。襲名後間もない購入で、この銘は現在見かけなくなりました。三木鉋 |
内橋圭介作「圭三郎」寸八 (綿帽子) 兵庫県西脇市出身。三木の名工の下で学び独立した若手NO.1。多工程を全て自分でこなし、槍鉋も作っておられます。手作りだけあり大変丁寧な仕上りです。播州鉋 |
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内橋圭介作「圭三郎」寸八 全国的にも評判の「圭三郎」白紙鋼です。 共裏で刃、押さえ共に非常に作りが綺麗で良く切れる鉋です。播州鉋 |
内橋圭介作「常輝」寸八 内橋氏の黒裏、綿帽子型の鉋です。 押えは無く一枚刃で仕込み使っています。 スウェーデン鋼。播州鉋 |
高橋典三作「松葉」寸八(綿帽子) 高橋和己特殊鑿製作所 橋 典三さんは播州三木の鑿鍛冶。その鑿鍛冶屋さんが20丁程しか作っていない貴重で綺麗な作りの鉋です。白紙1号鋼。三木鉋 |
魚住福三郎作「福三郎」寸六 現在の常三郎の本家本元の福三郎氏は坂田春雄氏の親方に当り春雄氏と共に黒川系統の名工。40年位前の古い鉋です。 三木鉋 |
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横山邦男作「無銘」寸八 亡き坂田憲治氏より譲り受けた珍品東郷レイ号鋼を使った鉋刃です。 荒々しい作りですが焼き肌を生かした作りが最高です。切れ味も絶品。三木鉋 |
横山邦男作「無銘」寸八と押さえ 珍品、東郷犬首鋼。共裏で美しい木目仕上げです。氏は鍛錬の非常に難しい犬首鋼を使いこなす坂田憲治氏と並び黒川系統の名工。安くて良く切れると好評です。三木鉋 |
坂田憲治作「犬首鋼使用の精魂」の小刀と白柿、「東郷0号鋼使用の至誠」の小刀。繰り小刀風に作って頂きました。薄作りですが鋭利な先端も非常に強靭です。焼入れが悪いと先端が折れてしまいます。 | 二代目貞秀作「白柿」と「乱菊」切出し小刀 貞秀氏の白柿は通常の物より厚作りで左右兼用型です。白柿とは建具製造の際、穴掘り位置のスミ付けに使用します。建具屋にとって無くてはならない道具です。 |
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作者不明「隆三郎」寸八 作者様には大変申し訳御座いませんが存じあげません。「播州主正親鍛?」印ですから三木鉋です。どなたかご存知の方は教えて下さい。さわら杉もスッパスパ切れ優れもの! |
田中正一郎作「鳴門 潮(うしお)」寸八 田中氏は山本喜市氏の弟子で現在の名工横山邦男氏の親方にあたります。軽い引きで良く切れます。青スーパー鋼。三木鉋 |
山本芳博作「歓」寸八 播州三木の山本鉋製作所三代目の作です。 山本氏も黒川系統の名工、現在四代目が育っている伝統ある鍛冶屋さんです。 スウェーデン鋼。三木鉋 |
中野武雄作「唐変木」寸八 坂田、千代鶴鉋に技術、切れ味共に勝るとも劣らない藤原系統の隠れた名工。残念ながら中野氏は亡くなられておりますが、未だに氏の鉋を捜し求める方は多く居られます。 三木鉋 |
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三代目千代鶴延国作「三水」二寸 スウェーデン鋼。昭和23年、三代目千代鶴襲名。初代千代鶴是秀より名を授かった千代鶴最後の名工。若い頃、美しい仕上りに惚れ購入しました。東京鉋 |
千代鶴延国(落合宇一)作「延国」寸八 昔、三代目千代鶴延国が登録問題から?千代鶴を名乗れない時期がありました。 その時代のものがこれ、「千三代」の刻印が打たれています。東京鉋 |
四代目石堂輝秀(石堂秀雄)作「無双」寸八 石堂を知らずして千代鶴は語れない。あまりにも有名過ぎる作品。スウェーデンサンドビック鋼使用。刀匠から鉋鍛冶に転向後、現在五代目まで続く名門。東京鉋 |
宝龍斎長弘(田中一郎)作の寸八鉋と白柿 炭素鋼白紙1号鋼。黒裏仕上げが美しいです。鑿鍛冶が主の長弘氏ですが鉋も少ないながら作っておられます。鑿鍛冶らしい刻印が渋さを引き立てます。東京鉋 |
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神田規久夫作「も作」寸八 槌目の美しい作品です。神田氏作は東京鉋には珍しく鉋身が厚仕上げです。手作りで荒々しい面もありますが丁寧に作られ、何とも言えない素朴感があります。東京鉋 |
神田規久夫作「も作 刻印」寸八 本来の「も作」の顔はあっさりしてますが、これは凄い数の刻印が施されている大変珍しい物です。派手ですが何故か古さを感じます。スウェーデン鋼。東京鉋 |
渋谷仲次作「國仲」寸六 その昔、加古川出身、三木で鉋鍛冶修行をし上京。後は埼玉県加須市にて鍛冶をされてた渋谷仲次という方が居られました。氏の代表作、一心作「国仲」。古〜い東京?鉋 |
作者不明「東京悦英」寸八 これは平鉋でなく松皮菱作製の横削り仕上げ用として使用しています。荒仕上げ用は同刃の寸六を使っています。青紙鋼を使った薄作り鉋です。東京鉋? |
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碓氷健吾作「越後の雪灯」寸八 知らない人は居ない新潟与板の名工。 木炭還元K120炭素鋼使用。 千代鶴是秀宅を訪問し鋼を顕微鏡を使用し研究したと云う努力の名工。新潟鉋 |
碓氷健吾作「序の舞」寸八 碓氷氏が「勲六等瑞宝章」受勲記念に作られた鉋でスウェーデン鋼を復元製鋼した純炭素鋼。新潟鉋 |
小片秀司作「波乃華」寸八 新潟になくてはならない越後の名工。 大変研ぎ易く削り肌も綺麗な鉋です。 スウェーデンアッサブ鋼。新潟鉋 |
樺澤貞雄作「貞時」寸八(綿帽子) 白紙1号鋼。白紙使いの樺澤氏が鋼の特性を最大限まで引出し切れ味砥ぎ味重視で鍛えた一品。黒裏仕上げも美しいです。 新潟鉋 |
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元寿舟弘(船津祐司)作「煌春」寸八 船津氏の還暦を記念し作製した鉋。煌春用特別炭素鋼使用。松炭で真空焼入れし玉鋼の成分に近づけ鍛えた逸品。 新潟鉋 |
横坂正人作「楽山」寸八 東京で鉋鍛冶を学び家業を継承。碓氷氏と共に削ろう会では有名。青紙1号鋼使用1000尺を超える長切れと砥ぎ易い横坂氏の代表作。新潟鉋 |
石橋藤七作「与板龍匠」寸八 大鉋で有名な石橋藤七作。スーパー鋼真空焼入れとの事。綺麗なブロンズ仕上で、押えは共裏で龍の彫り物付。 新潟鉋 |
三代目龍進斎作「龍」寸八 「龍」銘は問屋銘とか・・・?表面ニス仕上げ?で錆びません。黒裏仕上げ。龍進斎の名に恥じない切れと研ぎ易さが魅力です。 新潟鉋 |
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関林(関川誠吉)作「関孫六」寸八 刀鍛冶で有名な「関孫六」。商標使用だけで刀匠とは無関係ですが、松炭焼入れで良く切れると有名です。古い物で薄作りです。 新潟鉋 |
水野清介作「知足」寸八 新潟では若手の鉋鍛冶で「引き込まれる不思議な切れ味」と言われ不思議な魅力を持った鉋です。高炭素クロム鋼。新潟鉋 |
山田長四郎作「橘五郎」寸八 「刃こぼれする」との事で鉋身のみ貰い受け、冷凍庫にて寝かす事2年、台に仕込んだ所、凄い切れ味!矢羽根模様が綺麗です。新潟鉋 |
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砥石 | |||
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奥ノ門巣板砥石。 蓮華模様入りの白巣板。程よい硬さで非常に研ぎ易い砥石です。 |
奥ノ門戸前?仕上げ砥石 硬度は中。柔らかい感じはしますが良い刃がつき中砥の傷も消してくれます。 |
新田巣板砥石 新田の中では硬めです。新田は研ぎ易く真っ黒は砥クソが出、良い刃も付き気に入ってます。 |
大突浅黄ダマスカス仕上げ砥石 大変硬く研磨力抜群の砥石です。 名倉砥が必要です。 |
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大平戸前仕上げ砥石 硬度は中。研ぎやすく良い刃がつきます。 |
大平巣板砥石。 硬度は中。巣無の内曇り系で僅かに蓮華、梨地が見受けられます。良い刃がつきます。 |
大平巣板砥石。 尺長の厚板で紅葉模様がぎっしり入り気に入ってます。少々硬めで良い刃がつきます。 |
愛宕仕上げ砥石 硬度は中。鋼は曇りますが研ぎ易い石です。 |
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奥殿巣板砥石 先代より譲り受けた物です。 筋の当る所もありますが砥ぎ上がりにはあまり問題なしです。 |
奥殿巣板砥石 抜群の石です。使い込んで薄くなってしまってます。 |
奥殿巣板砥石 これも先代より譲り受けた物です。 筋の当る所も一部ありますが砥ぎ上がりは問題なしです。 |
相岩谷の仕上げ砥石 硬度は中。軟らかめで研ぎ易く、研ぎ面は曇りますが良い刃がつきます。 |
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中山仕上げ砥石 硬めですが研ぎ易く細目で気に入ってます。 |
中山緑板仕上げ砥石 かなり硬めですが、研ぎ難さを感じず研ぐ事が出来る最終仕上げ用砥石です。 |
中山浅黄仕上げ砥石 硬めで研ぎ易く細目で最終仕上げに最適で気に入ってます。 |
中山の仕上げ砥石。 中山にしては軟らかめで研ぎ易いです。 |
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馬路山仕上げ砥石 硬めですが硬さを感じず研ぎ上げる事ができる良い石です。 |
馬路山上板硬め仕上げ砥石 硬さを感じることなく研ぐ事ができる良い砥石です。 |
菖蒲 浅黄仕上げ砥石 かなり硬いですが砥ぎ易い砥石です。 |
菖蒲の戸前?合わせ砥石 軟らかめで研ぎ易いですが、鋼は曇ります。 |
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菖蒲戸前仕上げ砥石 硬めですがめっぽう研ぎ易く良い刃がつきます。 |
菖蒲巣板砥石 硬度は中。巣無巣板でカラスが飛んでて良い砥石です。中砥の傷も消してくれます。 |
おそらく菖蒲?戸前仕上げ砥石 硬めで細かい良い砥石です。 砥ぎ上がりと共に力を調整しないと地を引きます。 |
丸尾山黒蓮華 中硬めですが研磨力は凄い砥石です。 地金は程々に曇り、鋼は光る仕上がり抜群の砥石です。 |
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巣板砥石。層が上部表面に現れてきましたが、問題無く?使ってます。非常に合い易い砥石です。先代より譲り受けました。 | 正本山合砥石。使用中砥石の異常事態に対応する為の新品です。左は先代より譲り受けた古い物。右は20年位前?に買ったものです。 | 正本山合砥石 筋ありですが、触りません。 決して硬くはありませんが中砥の傷を消してくれる良い砥石です。 |
天然青砥。 見かけによらず良い砥石です。 |
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